止水から緩やかな流れのある河川や池沼に生息する多年生の抽水植物です。茎は円柱状で太さ4~6mm、泥中または水中で分岐しながらはうように広がり、1m以上に達します。茎には多数の節があり、節から白色の糸状根を出し、10~30cmの水上茎を直立させて水面を覆います。水上茎には2~5cmで粉白色を帯びた緑青色の羽状葉が各節に3~7枚輪生します。水上茎の輪生葉の葉笨ごとに1個ずつ花をつけます。雌花は円筒状で、高さ2mmの白緑色の子房、柱頭周囲に角状の4がく片を持つが花弁は無いです。雌雄異株で日本国内に定着しているのは雌株のみです。日本では、茎がちぎれ、発根することで増えます。1920年頃ドイツ人が持参し、兵庫県須磨寺の池で野生化したと言われています。在来種との競合や水質の悪化などの影響があることから、外来生物法で「特定外来生物」に指定されています。
生きもの図鑑