一般に雌は雄に比べて大きく、全長:雄3.5cm、雌5cmほどです。体色は、野生化した雌ではふつう黄褐色で単調ですが、雄では鰭や体側に色々な色彩の斑紋を持つものが多いです。温かい河川、湧水、排水、水路などでも生息し、日本では温泉地、工業排水の流れ込む河川・水路など、水質汚染への耐性が極めて強く、市街地の下水溝にも生息が見られます。塩分に対する耐性も強く、汽水域でも見られます。冬季でも水温は18℃以下に下がらない高温の流れが緩やかな場所に生息します。低温に弱いので、本州~九州では温泉地に定着し、夏には温泉の影響のないところへも分散しますが、冬は温泉排水の流れ込む場所だけに見られます。観賞用として輸入され、自然界に放流されて拡がっています。
生きもの図鑑