全長25cm。生後約1年目までの幼魚では体形がやや細く、体側には7~10本の暗色横帯があります。成長するにつれ体高が高くなり体色は濃灰褐色から暗褐色に黒ずみ、横帯はやや不明瞭になってきます。 湖沼やため池、堀、公園の池などに生息し、湖では主に沿岸帯の水生植物帯に、河川でも主に流れの緩やかな水草帯に生息します。河川の護岸や人工漁礁にもよく集まり、小型魚は小さな隙間のある構造物を、大型魚は大きな隙間のある構造物を好みます。 雑食性であり、昆虫類、植物、魚類、貝類、動物プランクトンなどを餌とします。北アメリカ東部原産で、釣り魚として利用され、一部では観賞魚としても利用されていました。日本各地の湖沼やため池、堀などに侵入・定着し、優占魚種の一つとなっており、漁業にも影響を及ぼしており、環境省は「特定外来生物」に指定しています。
生きもの図鑑