全長約4cm、他の魚類と異なり、背びれが後ろにあります。オスはメスと比べて背びれの切れ込みが大きいです。水田や水路、浅い池など、止水域に生息します。日中に活動し、動植物プランクトンを食べます。産卵は4月~10月くらいまで行われ、藻や水草に産み付けます。日本のメダカは、南日本に分布するミナミメダカと、本州北部に分布するキタノメダカに分類されます。鹿児島県には、ミナミメダカの遺伝的な特徴が異なる薩摩型、大隅型、琉球型の3つの個体群がいますが、環境の変化により数が減っており、鹿児島県のレッドリストで薩摩型、大隅型は準絶滅危惧種に、琉球型は絶滅危惧Ⅰ類に分類されています。
生きもの図鑑