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用語ようごしゅう

用語ようごしゅう

[アルファベット]

BOD(びーおーでぃ)

 河川かせんよご具合ぐあい調しらべるときは、BOD〔生物せいぶつ化学かがくてき酸素さんそ要求ようきゅうりょう〕を測定そくていします。BOD は水中すいちゅう有機ゆうきぶつ生物せいぶつはたらきによって分解ぶんかいされるときに、生物せいぶつ消費しょうひする酸素さんそりょうのことです。有機ゆうきぶつおおい(よごれがおおきい)ほど、たくさんの酸素さんそ消費しょうひされるためBOD の数値すうちおおきくなります。

COD(しーおーでぃ)

 海水かいすい湖沼こしょうよご具合ぐあい調しらべるときは、COD〔化学かがくてき酸素さんそ要求ようきゅうりょう〕を測定そくていします。COD は水中すいちゅう有機ゆうきぶつ酸化さんかざい分解ぶんかいするさい消費しょうひされる酸化さんかざいりょう酸素さんそりょう換算かんさんしたものです。有機ゆうきぶつおおい(よごれがおおきい)ほど、たくさんの酸化さんかざい消費しょうひされるためCOD の数値すうちおおきくなります。

[あぎょう]

維管束いかんそく

 植物しょくぶつ内部ないぶにあるもので、水分すいぶん栄養えいようはこ役割やくわりがある。

維管束いかんそく植物しょくぶつ

 維管束いかんそくをもつ植物しょくぶつのこと。種子しゅし植物しょくぶつとシダ植物しょくぶつとがこれにあたる。

[かぎょう]

間伐かんばつ

 森林しんりんにおいて樹木じゅもく健全けんぜん発育はついくたすけるために一部いちぶること。
樹木じゅもく生長せいちょうしていくと森林しんりん樹木じゅもく間隔かんかくせまくなり、おたがいの生長せいちょうさまたげ、成長せいちょうちがいがてくる。そこで成長せいちょうおそ密集みっしゅう程度ていどから、ったほうがよいとおもわれるって、のこった健全けんぜん生長せいちょう生産物せいさんぶつ質的しつてき向上こうじょうをはかる。

規格きかくがい農作物のうさくもつ

 おおきさや品質ひんしつなどで基準きじゅんいたらず、市場しじょうまわらないもの。

寄生きせい

 ある生物せいぶつが、ほか生物せいぶついたり、内部ないぶはいんだりして、そこから栄養えいようるなどして生活せいかつすること。

極相林きょくそうりん

 コケ→一年生いちねんせいくさ多年生たねんせいくさ低木ていぼく(アオキとう)→高木こうぼく(タブノキとう)というように、植生しょくせい自然しぜんのまま放置ほうちしておくと、生活せいかつのパターンをつぎつぎに発達はったつさせる。そして最後さいごは、適度てきど湿しめをもったゆたかな土壌どじょううえ群落ぐんらく(森林しんりん)にく。このように生活せいかつパターンをえていく、最終さいしゅう段階だんかいのことを、極相きょくそうといい、この段階だんかい到達とうたつした森林しんりん一応いちおう自然しぜん完成かんせいした姿すがたといえ、極相林きょくそうりんと呼ばれる。

経営けいえい耕地こうち面積めんせき

 農家のうか経営けいえいする耕地こうち面積めんせき

げん風景ふうけい

 ひとこころおくにある原初げんしょ風景ふうけいひとそれぞれでおもかべる風景ふうけいちがうが、「日本にほんじんにとっての~」とは、里山さとやまらす人々ひとびとまもつづけてきた集落しゅうらくなどの風景ふうけいすことがおおい。

耕地こうち

 んぼやはたけとして使用しようする土地とち

国内こくない移入いにゅうしゅ

 日本にほん国内こくないほか地域ちいきからひとまれたもののこと。外国がいこくからはこばれてきた外来がいらいしゅだけでなく国内こくない移入いにゅうしゅ外来がいらい生物せいぶつとなり、生態せいたいけい生物せいぶつ多様たようせいおよぼす影響えいきょう問題もんだいになっている。

[さぎょう]

里地さとち里山さとやま

 ひと自然しぜんはたらきかけてまれた空間くうかんひとはいることによって、生態せいたいけいのつりいがたもたれている場所ばしょのこと。

湿性しっせい植物しょくぶつ

 水分すいぶんおおつちそだ植物しょくぶつ。クサヨシ,ツルヨシ,ミゾソバなど。

取水しゅすいせき

 せきは、みずをせきめる目的もくてき河川かせん湖沼こしょうなどにもうけられる構造物こうぞうぶつ。せきめたみずを、水道すいどう農業のうぎょう工業こうぎょう用水ようすいなどにもちいる。

常緑じょうりょく広葉樹こうようじゅ

 一年いちねんとおしてをつけている広葉樹こうようじゅ。クスノキ、ツバキ、シイなど。

照葉樹しょうようじゅりん

 常緑じょうりょく広葉樹こうようじゅから構成こうせいされる樹林じゅりん。それを構成こうせいする樹木じゅもくは、つやがありひかってみえることから、「照葉樹しょうようじゅ」とばれる。温帯おんたいあめおおところられる。

植生しょくせい

 ある場所ばしょにすんでいる植物しょくぶつあつまり。

絶滅ぜつめつ危惧きぐるいとⅡるい

 Ⅰるいは、現在げんざい状況じょうきょう環境かんきょう)が継続けいぞくする場合ばあい野生やせいきていくことが困難こんなんしゅ。Ⅱるいは、現在げんざい状況じょうきょう環境かんきょう)が継続けいぞくする場合ばあいちか将来しょうらい絶滅ぜつめつ危惧きぐるい」のランクになることが確実かくじつかんがえられるしゅ

遡上そじょう

 ながれをさかのぼっていくこと。

[たぎょう]

地下ちかすいかんよう水源すいげんかんよう

 雨水あまみずなど地表ちひょうみず地下ちかんで、地下ちかすいとなること。かんようとは、みず自然しぜんむように、無理むりをしないでゆっくりとやしなそだてること。

抽水ちゅうすい植物しょくぶつ

 水底みなそこつちばしてくき水面すいめんからしている植物しょくぶつ。ヨシ,ヒメガマなど。

沈水ちんすい植物しょくぶつ

 水底みなそこばしてくき水中すいちゅうしずんでいる植物しょくぶつで、さかなやエビ・カニなどのかくれになる。オオカナダモなど。

低木ていぼくりん

 樹木じゅもく密生みっせいしている植物しょくぶつ集団しゅうだん樹林じゅりんといい、低木ていぼく生長せいちょうしても樹高じゅこうやく3m以下いか)からなる樹林じゅりんのことを低木ていぼくりんという。

特定とくてい外来がいらい生物せいぶつ

 いままでんでいたきものをべたりして、生態せいたいけいのバランスをこわしたり、ひと生命せいめい身体しんたい農作物のうさくもつ影響えいきょうおよぼすとかんがえられる生物せいぶつのこと。特定とくてい外来がいらい生物せいぶつ飼育しいくしたり、運搬うんぱんすることなどは禁止きんしされている。

[なぎょう]

二次にじりん

 伐採ばっさいなどひとはいったあと、また焼失しょうしつしたあとに自然しぜん再生さいせいしてできた樹林じゅりん

[はぎょう]

ヒートアイランド現象げんしょう

 市街しがいおおいコンクリートなどは、ねつりこんでちょう時間じかんにわたって放出ほうしゅつつづける。これにエアコンの使用しようなどのエネルギー消費しょうひともな廃熱はいねつなどもくわわって、市街しがいだけが島状しまじょう周辺部しゅうへんぶより気温きおんたかくなる現象げんしょう

栄養えいよう

 みずうみぬま内海うちうみわんなどで,生活せいかつ排水はいすい工場こうじょう排水はいすいによって,生物せいぶつ藻類そうるい栄養えいようになるリン,窒素ちっそなどが増加ぞうかし,これらが繁殖はんしょくしやすくなる状態じょうたいのこと。生物せいぶつ異常いじょう発生はっせいすると水質すいしつ悪化あっかしてしまう。

浮水ふすい植物しょくぶつ

 水底みなそこをはらず、水面すいめんをただよっている植物しょくぶつで、たくさんえて、水面すいめんをおおってしまうこともある。ホテイアオイなど。

不法ふほうとう

 ゴミだしや処分しょぶんのルールをまもらず、野外やがいものてること。

浮葉ふよう植物しょくぶつ

 水底みなそこつちばしてくき水面すいめんかべている植物しょくぶつで、ながれがはやかわにはあまりられない。オオフサモなど。

[まぎょう]

藻場もば

 海草かいそうるい砂泥さでいぞこなどに形成けいせいする海底かいてい草原そうげんてき空間くうかん(アマモ)や、岩礁がんしょう形成けいせいする海中かいちゅうりんてき空間くうかん(ガラモ)などのこと。
そのものが食料しょくりょうとなったり、うえ根元ねもとなどの空間くうかんみか、産卵さんらんじょうかくとして利用りようされたりして、生物せいぶつ多様たようせいたかめるためにも重要じゅうよう空間くうかんとなる。

[やぎょう]

遊水ゆうすい

 洪水こうずいときに、かわからみず流入りゅうにゅうさせて一時いちじてきにためて、かわ流量りゅうりょう調節ちょうせつおこなうためのいけ

陽樹ようじゅりん

 太陽たいようひかり十分じゅうぶんたる場所ばしょそだ樹木じゅもく。クロマツりん、アカメカシワりん、ネムノキりん、カラスザンショウりんなど。

[らぎょう]

レッドリスト・レッドデータブック

 レッドリストは絶滅ぜつめつのおそれのある野生やせい生物せいぶつ名称めいしょう分類ぶんるいなどの最低限さいていげん情報じょうほうのみをのせているもの。一方いっぽう、レッドデータブックは、レッドリストの内容ないようくわえ、形態けいたい繁殖はんしょく採餌さいじとう生態せいたい分布ぶんぷ生息せいそく生育せいいく環境かんきょう生息せいそく生育せいいく状況じょうきょう絶滅ぜつめつ要因よういん保全ほぜん対策たいさくなどのより詳細しょうさい情報じょうほうがのっている。