市街化が進んだ鹿児島のまちですが、生物多様性が適切に保たれ、自然のめぐみを将来にわたって受けることができるよう、人と自然が共生する社会を将来世代に引きついでいくことが必要です。
生物多様性を守るために、私たちができることは何でしょうか?
このページを参考に、鹿児島の自然や生きもののことを知り、「私たちにできること」をやってみましょう!
ふれる
県立博物館、かごしま環境未来館、平川動物園、かごしま水族館、グリーンファームなど自然や生きものに関する施設(しせつ)に出かけます。
近くの里山や海・川など自然にでかけ、自然のめぐみを感じたり、生きものを観察します。
調べる
自然を調べている市民活動団体等に参加して、調べて記録を残します。
自然の中で観察した生きものを報告します。
見つけた生きものを「生きものラボ」や「いきものログ」のホームページで報告しよう。
見つけて欲しい生きもの
○水辺の生きもの
カワセミ、ボタンウキクサ、アメリカザリガニ、スクミリンゴガイ、ウシガエル、トノサマガエル
○森の生きもの
フクロウ、カブトムシ
○草原の生きもの
キリギリス、ナガサキアゲハ
○まちの生きもの
ヤモリ、セイタカアワダチソウ
など
みんなに伝える
自然の素晴らしさや季節の変化を感じて、写真や絵、文章などで伝えます。
家族や友達に、絵や写真を見せることで、自然の素晴らしさに気づいてもらうきっかけをつくることができます。 かごしま環境未来館では、フォトコンテストをやっています。応募してみよう。
行動する
食品ロスをなくします。
食品ロスとは、食べられるのに捨てられた食べ物のことです。食べ物は自然のめぐみです。食べのこしを減らしましょう。
生きものを育てます。
動物を飼ったり、植物を育てたりして、生きものを大切にしましょう。
自宅から出るごみや汚水を減らし、買い物するときにエコラベルの付いた商品を選ぶなど環境に優しい暮らしをします。
自然と関わりがある行事やかごしま環境未来館や市民活動団体が行う生物多様性などの学習・体験活動・保全活動に自ら進んで参加します。
かごしま環境未来館では、環境保全活動などに取り組んでいる市民活動団体などといっしょに「地域まるごと共育講座」を開いています。生きもの観察会や自然体験などの講座があります。
地元でとれたものや、旬のものを食べます。
地元でとれるもの
○農業
●伊敷・吉野・吉田地域の軟弱野菜(いたみやすい野菜)
●桜島地域の桜島ミカン、ビワ、桜島大根
●吉田・郡山地域のニガウリ
●喜入地域のスイートコーン、オクラ
●松元地域の茶、ナス
○漁業
(海面養殖(ようしょく)業)
● 桜島地区のカンパチ・ブリ
●喜入地区のクロマグロ、青のり
旬の食材の一例(出荷時期)
シュンギク・・・10月~3月
レタス・・・11月下旬~3月
ニガウリ・・・4月下旬~12月中旬
スイートコーン・・・5月中旬~6月中旬
オクラ・・・5月~10月
桜島大根・・・1月上旬~2月下旬
茶・・・4月中旬~8月、10月
カンパチ・・・周年
ペットは最後まで責任を持って育て、野外に逃がさないようにします。
ペットが野外に放たれると、もともといた生きもののすむ場所がなくなったりします。その結果、もともといた生きものが減ることが、心配されています。 また、外国のクワガタムシのなかには、日本産のクワガタムシと交雑(しゅるいがまざること)して、雑種を作ってしまうものもあります。
ペットを飼うまえに考えよう
①どのくらいの大きさになるか。
②どう猛(もう)ではないか。
③どのくらい生きるのか
④どのようなエサを食べるのか
⑤人に影響のある病気はないのか