体長は12~18cm程度、体色は緑色から褐色まで様々で、虎斑模様が入るものが多くみられます。背中に背側線がないことと、大きな鼓膜が特徴です。夜行性で、昼間は水草の中や、水辺周辺の茂みや窪地に隠れています。雄は、「ウオーウオー」とウシに似た太い鳴き声を出します。アメリカ原産のカエルで、食用として持ち込まれ、今では日本全国に分布が広がっています。貪欲で捕食性が強く、口に入る大きさであればほとんどの動物が餌になります。そのため、河川や湖沼の希少な在来種を食べたり、トノサマガエルなどの在来のカエル類と餌をめぐる競争など、生態系への影響が懸念されており、環境省の「特定外来生物」に指定されています。
生きもの図鑑