成熟した雌の体長は、約0.7~1cm。全体が黒色で、腹部の背面に目立った赤色の縦条があります。 毒があるのは雌のみで、雄は無害です。攻撃性はありませんが、触ると咬まれることがあります。日当たりが良く、地面のある広い場所であれば、コンクリート建造物や器物のあらゆる窪みや穴、裏側、隙間などに巣を作ります。刺咬により、局所の疼痛、熱感、かゆみ、紅斑、硬結をきたし、区域リンパ節が腫張します。通常は、数時間から数日で症状は軽減しますが、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などの全身症状が数週間継続することがあります。咬まれたときは病院を受診してください。セアカゴケグモは特定外来生物で、港湾地域又はそれに隣接する地域で多く発見されており、コンテナ等に付着して侵入してきた可能性が高いです。 発見した場合は、家庭用殺虫剤で殺すか、靴などで踏みつぶしてください。
生きもの図鑑