畑地、水田、草地、土手、路傍などに生育します。茎は基部で分岐して横に広がり、上部は斜上して高さが50cmほどになります。茎には伏した毛があります.葉は1回羽状複葉、小葉は円形に近い楕円形、先端は丸いか、少しくぼみます。花茎は葉腋から出てまっすぐに立ち、葉より突き出して花をつけます。花は先端に輪生状にひとまとまりにつきます。花期は4~6月で、花色は紅紫色だが、まれに白色(クリーム色)の株もあります。ゲンゲの花は、良い「みつ源」になるため、蜂蜜の源となる蜜源植物として利用されていました。ゲンゲは空気中の窒素分を取り込んで肥料に変える能力があり、肥料に化学肥料が自由に使われるようになるまでは、水田で育てたゲンゲをそのまますき込んで肥料(緑肥)として利用していました。
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